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「国民総幸福量」というタワゴトについて


  「GDPに代わって幸福を図る新しい指標」として、ブータン王国などの「国民総幸福度」という概念が一部で宣伝されていることに危惧を覚えます(※)。「国民総幸福量」は、(宗教家や哲学者、作家が、純粋にその立場で語るのであれば許されることでも)憲法25条の生存権を精神論にすりかえて掘り崩す役割を果たします。GDPなどの経済統計が民衆の幸福感を表していないにせよ、「政治」に関わる領域で、人間の「幸福」それ自体を定義してやろうという発想は、ブータン王国と違って宗教国家ではない−戦後の憲法及び私たちの拠って立つ市民社会の原則に反します。ハッキリ言ってしまえば「幸福の定義」など個人がそれぞれに思う・感じる事柄であるのが現代社会の原則であって、「政治」の側からは言ってほしくないものであり、言われるべきものでもない。踏み込んではならない神聖不可侵の事柄なのです。
 そもそも釈迦にとっては苦しむ人間がこの世に1人でも残っているかぎり自分の「幸福」も有り得ないはずなのに、ブータン王国が「国民総幸福」なるものを掲げているのは、神秘主義とエキゾチズムに酔う西洋人を似非仏教で誑かして、悪政を糊塗するためです。現に、ブータン王国はネパール系住民を民族浄化しています。国家の決めた「幸福」の基準を受け入れない者は、排除される結果になります。
 もし実際に採用された場合、それは「国家権力の側が私的領域の側を全面的に支配する」ことです。行政の仕事は、個人が幸福を追求するための前提条件を整備することであって、個人の幸福それ自体を定義づけることではありません。宗教国家でもないのに、「国民の幸福を図るモノサシをつくってやる」などと考えること自体が、個人の尊厳を忘れた反憲法的な思想です。「国民総幸福量」というタワゴトが批判粉砕されないまま(私の知る限りでは本格批判されていないようです)日本社会で流行し受け入れられた先にあるものとは、「足るを知れ」という「空気」であり、憲法25条の「生存権」がうやむやになることは間違いないはずです。「新たな中世」の悪夢、蒙昧主義思想のバッコです。
 「国民総幸福」なるものを、広めたいと考えている人間は、人間の尊厳を忘れた全体主義の協力者です。

(※) 長野県飯田市在住の「緑の党サポーター」の人は、「国民総幸福量、GNH」というタワゴトを信じている。回答している(長野県)中川村の曽我逸郎村長も、村役場のホームページで「国民総幸福量、GNH」については疑問に思っているらしく、常識的な回答をしている。

村独自の国民総幸福量、GNHを構築していきませんか
http://www.vill.nakagawa.nagano.jp/index.php?f=hp&&ci=10117&i=11531
「抽象的議論になりますが、私は、行政の仕事は、幸福の提供ではないように思います。幸福を求めるのも、その他の何かを追求するのも、それはその人個人個人が決めるべきことで、行政の仕事は一人ひとりが存分にそれに打ち込めるように環境を整えることではないかと思っています。」




NHK岡山放送局
岡山県のニュース
最低賃金 監督強化など要望
2014年05月19日 13時01分
http://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/4024284331.html?t=1400491743803
企業が従業員に支払う最低賃金の引き上げについて、県内の労使の代表者が話し合う審議会が夏に始まるのを前に、県内最大の労働団体、連合岡山は19日、岡山労働局に対して最低賃金制度を守っていない事業所を把握し、違反している事業所への監督を強化することなどを要望しました。
19日は連合岡山の高橋徹会長ら3人が岡山市の岡山労働局を訪れ、三上明道局長に対して県内の事業所が最低賃金の制度を守るよう指導や監督を強化することや、最低賃金以下で働く労働者をなくすため制度の周知を図ることなどを要望しました。
企業が従業員に支払わなければならない最低賃金は、厚生労働省の審議会が、毎年、引き上げ額の目安を示し、それを元に都道府県ごとの審議会で決められていて現在、岡山県では時給で703円となっています。
ことしの県内の審議会は7月ごろをめどに始まる予定ですが、岡山労働局によりますと県内では去年、調査した2500あまりの事業所の2.3パーセントにあたる59の事業所が最低賃金を支払っていなかったということです。
岡山労働局の三上局長は「最低賃金制度に違反する事業所がないよう指導・監督を強化するとともに制度の普及にも努めていきたい」と話していました。
05月19日 13時01分

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ケノーベル エージェント / 2014年05月19日(Mon) 09:25


 
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